えほん大賞「あのこヘンナコ」出版 高山市のワダアスカさん 

2018年06月22日 08:47

「あのこヘンナコ」で大賞を受賞したワダアスカさん=高山市神明町

「あのこヘンナコ」で大賞を受賞したワダアスカさん=高山市神明町

 文芸社の第13回えほん大賞の絵本部門大賞を受賞した、岐阜県高山市神明町のイラストレーター、ワダアスカさん(42)作・画の絵本「あのこヘンナコ」は、誰にも得意なことがあり、同じじゃなくてもいいんだと気付かせてくれる作品となっている。出版され、市内の一部書店でも販売されている。

 ワダさんは物心付いた頃から絵を描くのが好きだったといい、本紙家庭面では料理についてイラストと共に連載していた。

 絵本は、シカのような角にラクダのような顔、どんな動物にも似ていないと「ヘンナコ」と呼ばれ、立派な動物になれるか悩んでいた龍が、ある出会いから雨を降らせてみんなの役に立ち、変わっていくというストーリー。

 ワダさんは「強そうな龍にも悩みがあるのかもしれない」と発想。「龍は、雨を降らすという実はすごいことをやっているのに自覚がない」と笑い、「人間も自分の得意なことや良さは、人から教わることが多い」と話す。

 作品は「絵が圧倒的にうまく、ストーリー展開も工夫を凝らしていた」と講評された。ワダさんは「ネタはある。これからも書きたい」と意気込む。

 飛騨市図書館(飛騨市古川町本町)では23日まで、「あのこヘンナコ」のイラスト展が開かれている。


カテゴリ: くらし・文化