県立高13校、ブロック塀21カ所「不適合」

2018年06月23日 07:23

  • 建築基準法施行令に照らして不適合であることが分かった岐阜北高のブロック塀=22日午後4時55分、岐阜市則武 
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 大阪府北部の地震で倒壊したブロック塀の下敷きになった女児が死亡した事故を受け、岐阜県教育委員会は22日、県立高校と特別支援学校の計84校を対象に実施した緊急点検の結果を公表した。県立高校13校で建築基準法に適合しないコンクリートブロック塀が21カ所あった。自転車置き場などの校内だけでなく、生活道路や民家に面した箇所もあった。不適合のブロック塀は1~2カ月以内に撤去し、金属製フェンスなどを本年度中に設置する方針。特別支援学校にはなかった。

 基準では、塀が高さ1・2メートルを超える場合、3・4メートル以内の間隔で強度を高めるための「控え壁」が必要。県教委教育財務課によると、控え壁がなかったのは10校14カ所で、うち塀の最長は瑞浪高(瑞浪市)の全長41・6メートル。控え壁の設置間隔が基準を満たしていなかったのは5校7カ所で、多治見高(多治見市)の全長45メートルと75メートルの塀はいずれも最大約10メートルの間隔だった。

 基準の高さ2・2メートルを超える塀は2校に1カ所ずつあり、大垣商業高(大垣市)の塀は高さが最大3メートルで、控え壁はなかった。

 いずれの塀も作られた時期は記録が残っておらず不明。同課はブロックの状態などから、大半は、耐震基準が厳格化された1981年の建築基準法施行令の改正前に造成されたとみている。塀にひび割れや傾き、崩落はなかった。


カテゴリ: 社会

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