大雨で下呂の護岸崩壊 一時22人が自主避難

2018年06月29日 07:39

大水でえぐり取られた石積みの護岸壁=28日午前10時26分、下呂市小坂町落合、小坂川

大水でえぐり取られた石積みの護岸壁=28日午前10時26分、下呂市小坂町落合、小坂川

 28日未明に岐阜県内に降った大雨の影響で、下呂市小坂町落合の小坂川の護岸壁が約8メートルにわたって崩壊するなど被害が出た。同市内で一時7世帯22人が自主避難した。県内の小中高校と特別支援学校の計23校が休校となった。美濃市安毛の長良川では、同日朝、網漁に来た関市の飲食業男性(72)が増水のため中州に取り残され、県防災ヘリで救助された。

 県などによると、小坂川の護岸壁崩壊のため県道濁河温泉線は全面通行止めとなっている。同市馬瀬西村では、水道管が付設されたコンクリート製の橋(長さ約5メートル、幅約2メートル)が流され、最大で64世帯が断水した。29日朝までに復旧させる予定。

 同市小坂町落合の県道御岳山朝日線が土砂流出のため一時通行止めとなり、濁河温泉と御嶽濁河高地トレーニングセンターの利用者や従業員ら計81人が一時孤立した。また、御嶽山小坂登山口(同町落合)から約700メートルの草木谷に架かる仙人橋(長さ37メートル)が流されたほか、9合目の五の池小屋前の石垣(高さ6メートル、幅18メートル)が崩落した。市は登山道を立ち入り禁止にした。

 大雨のためJR高山線は焼石―上呂間で上下線計7本に運休や遅れがあり、計400人に影響が出た。

 岐阜地方気象台によると、27日午後6時~28日午前11時の総雨量は、郡上市八幡町111ミリ、下呂市萩原町105・5ミリ、関市板取69・5ミリ、下呂市宮地63・5ミリ、高山市奥飛騨温泉郷61・5ミリなど。引き続き大気の状態は不安定で、29日午後6時までの24時間雨量は美濃、飛騨地方ともに80ミリの見込み。


カテゴリ: 事件・事故 社会