大雨、高山線に土砂 下呂市で住民208人が避難

2018年06月30日 07:45

土砂崩れがあった現場=29日午後7時、下呂市萩原町上呂

土砂崩れがあった現場=29日午後7時、下呂市萩原町上呂

 梅雨前線の影響で、岐阜県内は29日、飛騨や中濃地方など広い範囲で大雨となった。下呂市萩原町上呂では土砂崩れが発生、JR高山線飛騨萩原-上呂駅間の線路を約60メートルにわたりふさいだ。市は現場周辺の90世帯293人に避難指示を出し、住民208人が公民館などに避難した。

 29日午後から30日未明にかけて高山市、下呂市、郡上市に土砂災害警戒情報が発令された。土砂災害と河川氾濫の危険性が高まったため、一時、高山市では9470世帯2万4074人、郡上市では286世帯723人に避難勧告が出た。30日午前0時現在、郡上市で2人が避難、高山市では3人が自主避難している。

 高山市などでは土砂流入や冠水による道路の通行止めが出た。本巣市根尾では土砂流入で県道が通行止めとなり、住民3人が孤立状態となっている。

 JR東海によると、下呂市の土砂崩れの影響で、高山線飛騨萩原-飛騨小坂間は終日運転を見合わせる。運転再開は早くとも7月1日以降になる見通し。

 岐阜地方気象台によると、27日午後6時の降り始めから30日午前0時までの総雨量は下呂市萩原町で268・5ミリ、高山市久々野町で224・5ミリ、郡上市八幡町で241・5ミリ、関市板取で203ミリ、本巣市根尾で162ミリなどを記録した。

 30日午後6時までの24時間雨量は美濃、飛騨地方ともに多い所で100ミリを見込む。

 避難指示が出て下呂市の公民館に避難した男性(62)は「自宅にいたら、雷が間近で落ちたようなドーンという音がして、窓を開けると、山の土が迫ってきた。もう駄目だと思った。慌てて車いすの母親と妻を連れて逃げてきた」と興奮気味に話した。


カテゴリ: 事件・事故 写真ニュース 社会

関連記事