JR高山線で復旧作業始まる 下呂市の土砂崩れ

2018年06月30日 11:15

線路を覆った土砂崩れ現場で調査を行う関係者=30日午前8時12分、下呂市萩原町上呂

線路を覆った土砂崩れ現場で調査を行う関係者=30日午前8時12分、下呂市萩原町上呂

 大雨の影響で29日夕に土砂崩れが発生した岐阜県下呂市萩原町上呂のJR高山線の沿線では30日朝から、復旧作業を進めている。土砂の撤去作業は午後にも始まる見通し。市は現場周辺の住民に避難指示を出しており、現在74人が避難している。県によると、大雨による人的被害はないという。

 JR東海によると、沿線の山の斜面が崩落し、飛騨萩原―上呂間の線路を約60メートルにわたってふさいだ。同日朝から線路の点検を行なっている。土砂崩れの影響で、飛騨萩原―飛騨小坂間の運転を終日見合わせているため、運休や部分運休が出ている。運転再開は早くとも7月1日以降になる見通し。

 飛騨川の水質が濁って取水を止め、断水が続く美濃加茂市の一部地域では、市内8カ所で給水所が設けられている。市によると、水質が改善し取水を再開したが、供給にはまだ時間がかかる見通し。

 また土砂の流入で下呂市金山町の県道金山明宝線など2路線が通行止めとなっている。

 中部電力岐阜支店によると、関市上之保鳥屋市地区では倒木の影響で11戸で停電が続いている。夕方ごろに復旧する見込み。

 岐阜市の長良川鵜飼、関市の小瀬鵜飼は中止となった。

 岐阜地方気象台によると、降り始めの27日午後6時から30日午前5時までの総雨量は下呂市萩原町275・5ミリ、郡上市八幡町247ミリ、高山市久々野町の船山で229ミリなど。30日夜のはじめごろまでは大気の状態が不安定で、落雷や急な強い雨の恐れなどがある。


カテゴリ: 社会