飛騨市の44世帯が孤立 県道通行止めで

2018年07月06日 12:30

土砂が流れ込んだ中部縦貫自動車道の現場=5日午後10時40分ごろ、高山市清見町牧ケ洞(県警提供)

土砂が流れ込んだ中部縦貫自動車道の現場=5日午後10時40分ごろ、高山市清見町牧ケ洞(県警提供)

 本州付近に停滞する梅雨前線の影響で、岐阜県内は5日から6日にかけ、各地で激しい雨に見舞われた。6日正午現在、下呂市の上上呂と下上呂の両地区の90世帯293人に避難指示が発令され、5日夜から高山市、飛騨市などの4市1町に土砂災害警戒情報が出ている。けが人はいない。県は土砂流出や浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けている。

 県によると、6日正午現在、飛騨市神岡町山之村の44世帯92人が雨による県道の通行止めなどで孤立状態となっている。住民と連絡は取れている。

 避難勧告は、中津川、恵那、高山、飛騨、下呂の5市と加茂郡坂祝町、白川町の2町の計1万2391世帯3万2689人に出ている。郡上市の371世帯955人に出されていた避難指示と562世帯1686人の避難勧告は解除された。

 高山市内では西之一色町の苔川で護岸ブロックが約20メートル、国府町金桶の瓜巣川で約50メートルにわたって崩れた。6日に土のうを積んで応急処置する。飛騨市古川町高野の宮川では、護岸ブロックが約200メートルにわたって損壊した。

 6日午前10時50分現在、東海北陸自動車道美濃―白鳥インターチェンジ(IC)間、中央自動車道中津川―飯田山本IC間は上下線とも通行止めに。国道10路線18カ所、県道36路線43カ所も雨による全面通行止め。土砂流出で中部縦貫自動車道飛騨清見―高山西IC間、国道156号の高山市荘川町岩瀬―大野郡白川村牧間のほか、高山市や山県市、揖斐郡揖斐川町などの県道9路線10カ所も通行止めになっている。

 JR東海によると、東海道線の関ケ原―米原間で始発から上下線の運転を見合わせている。名古屋―金沢間の特急「しらさぎ」は全区間運休となっている。長良川鉄道は美濃市―北濃間で運休している。

 県内小中学校、高校と幼稚園などの休校は341校、自宅待機や始業を遅らせたのは147校。16校は授業を打ち切って児童や生徒を下校させた。


カテゴリ: 社会