飛騨地域の交通網寸断 JR高山線や道路に土砂

2018年07月10日 08:02

  • 土砂崩れで激しく損壊したJR高山線の軌道敷=8日午後、飛騨市宮川町牧戸 
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  • 土砂崩れでJR高山線の線路が寸断された現場=飛騨市宮川町牧戸 

 岐阜県の飛騨地域では大雨による土砂流入でJR高山線の線路が再び被害を受け、9日、JR高山線は美濃太田-猪谷間で全列車の運転を取りやめた。9日現在、国道41号、東海北陸自動車道などの道路が一部で通行止めになっている。

 JR高山線では、飛騨市宮川町の坂上-打保間で、谷あいの山の斜面が2カ所で崩落し、土砂の流入や軌道敷の損壊などの被害があった。2カ所のうち同町牧戸地区では、線路上に土砂が流出しただけでなく、軌道敷の盛り土が約100メートルにわたって激しく損壊、線路も押し流されるなど大きな被害を受けた。

 市宮川振興事務所によると、この場所は2004年10月の台風23号災害の際にも被害を受け、復旧工事が行われた。JR東海は今週中にも現地の実態調査に入る予定。被害の概要把握や復旧に向けての作業手順は未定で、同区間での運行見合わせの長期化は避けられなさそうだ。また、下呂市焼石でも線路に土砂が流れ込んだ。

 国道41号は9日現在、飛騨市と下呂市で土砂流入などにより全面通行止めの箇所が残る。全面通行止めになっているのは飛騨市古川町の数河峠と下呂市金山町中切-同市三ツ渕の2カ所。高山国道事務所によると、夜間も作業を進め、10日には全面通行止めを解除する見込み。

 東海北陸道は荘川インターチェンジ(IC)-飛騨清見ICで通行止めとなっている。中日本高速道路によると、下り線側の斜面に亀裂が入っており、土木工事が必要。9日は同社社員が現場を確認、今後詳しい調査を進める。解除のめどは立っていない。


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