半数超「基準水位」なし 県内120カ所の河川水位計

2018年07月14日 09:11

 岐阜県内63の河川に設置された120カ所の水位計の半数以上で、市町村が避難指示などを発令する判断材料にする「基準水位」を設定していないことが分かった。西日本豪雨で津保川が氾濫するなど大きな被害を受けた関市上之保地区も、基準水位がない地域の一つだった。県は再発防止策の検討に入る。

 基準水位は、避難準備にかかる時間を想定し設定する。避難準備情報を出す避難判断水位、より高い水位に氾濫危険水位を設け、段階的に注意を促している。

 基準水位を設定しているのは25河川36カ所にとどまる。設定には水位に関するデータの蓄積が必要となり、県河川課は「今回のように短時間で大きく水位が上がるケースは避難するための時間が取りづらくなり、より設定が難しい」と話す。

 県は今後、水位情報の活用や市町村への周知に関する方法など、総合的な見直しを進めるとしている。


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