「宇宙戦艦ティラミス」8月岐阜公演 オール岐阜キャストで舞台化

2018年07月18日 07:57

  • 舞台化に向けて集まった(前列左から)宮川サトシさん、なるせゆうせいさん、校條拳太朗さん、(1人挟んで)米山和仁さん=東京都内 
  • (C)宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会(C)舞台「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会 

 東京を拠点に活躍する岐阜県出身のクリエーターらが集まった演劇が今夏、東京と大阪、岐阜で上演される。その名も「宇宙戦艦ティラミス」。企画、原作、脚本、演出、主演のすべてに岐阜が息づく奇跡の舞台。関係者らは"出撃"に備え、都内で熱のこもった稽古を重ねている。

 ティラミスは岐阜市出身の漫画家宮川サトシさん(40)が原作を手掛ける同名のSFギャグ漫画。主人公は無重力のコックピットで串カツを食べようとして大惨事になったり、戦闘中にTシャツの前後が反対だと気付いて着替えようとしたり...。壮大な宇宙を舞台に、庶民的な笑いをちりばめた。

 舞台化を企画したフロンティアワークス(東京都)のプロデューサー、岩崎卓さん(39)は瑞穂市出身。社内で舞台化の担当を任され、仕事で縁のあった脚本家なるせゆうせいさん(41)=岐阜市出身=に脚本を依頼。映画や演劇の脚本で知られる実力派だ。

 演出は劇作家米山和仁さん(40)=大垣市出身=。偶然にも宮川さん、なるせさん、米山さんはいずれも加納高校(岐阜市)の卒業生で「岐阜のつながりは関係なく進めたのに」と驚いた岩崎さん。運命的な縁を信じ、主演俳優にも多治見市出身の校條(めんじょう)拳太朗さん(27)を迎えた。

 きら星のごとく県出身者が集う舞台は、原作同様にコテコテの岐阜弁を操る人物が登場するなど、郷土愛に満ちたものになりそう。なるせさんは「舞台の醍醐味(だいごみ)は想像力。原作を生かしつつ、違う手法で笑わせたい」と意気込む。宮川さんも「遠慮なく世界観をぶっ壊してほしい」と期待する。

 今月2日の稽古には、県出身の5人が顔をそろえた。宮川さんは「想像を超えるとんでもないティラミスを見せてくれるはず」、なるせさんは「岐阜で舞台を見られる機会は少ない。舞台の面白さを伝えたい」と力を込める。

 岐阜公演は8月4、5日の午後1時から、岐阜市金町の市文化センター。チケットは全席指定で税込み5900円。東京公演は7月25~31日、大阪公演は8月11、12日。チケットの問い合わせは公演事務局、電話(0570)200114。

 【宇宙戦艦ティラミス】主人公は宇宙戦艦ティラミスの若きエースパイロット、スバル・イチノセ。集団生活になじめず、コックピットに閉じこもりがちな毎日で...。宮川サトシ原作、伊藤亰作画。新潮社のウェブマンガサイト「くらげバンチ」で2015年から連載中。単行本は現在6巻。今年10月からテレビアニメの第2期が放映予定。


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