建設中の家屋崩壊、運休で帰宅困難... 県内で猛威

2018年09月05日 07:28

  • 強風で建設中の家屋が崩壊し、屋根が線路横のフェンスをなぎ倒した=大垣市藤江町 
  • 停電で信号が消えた国道256号の交差点。警察官が交通整理を行い、道路脇には倒木が見られた=山県市高木 
  • 建物の3階部分にあった物干し小屋が風にあおられて落下。電線ケーブル1本でつるされた状態となった=岐阜市柳ケ瀬通 

 台風21号の通過に伴い、岐阜県内では4日、建設中の家屋が崩壊したり、看板が落ちたりする被害が出たほか、昼間帯に風雨が強まったことから県都・岐阜市でも一部で帰宅困難者が出るなど混乱した。

 東海道線、高山線が乗り入れるJR岐阜駅。いずれも正午ごろまでに運休したことから、帰宅できない人が相次いだ。都内から出張で岐阜市を訪れた女性会社員(30)は「今日のうちに帰るのは諦めるしかない」。岐阜バスも運休。市内の病院へ定期検診に出掛けて帰りのバスが運休になったパート女性(66)=同市次木=は「夜も怖いけれど、日中に台風が来るのは本当に困る」とぼやいた。

 駅構内のほとんどの飲食店などは、午前11時ごろから午後3時ごろまでの間に閉店した。中心市街地・柳ケ瀬では、建物の3階部分にあった物干し小屋が風にあおられて落下。一部が損壊したアーケードも見られた。

 大垣市藤江町では、建設中の2階建て家屋が強風で崩壊し、屋根部分が隣接するJR東海道線の線路脇のフェンスをなぎ倒した。

 山県市では広域で停電があり、国道256号の山県市役所東交差点では信号が消えた。暴風で看板が吹き飛ぶ中、警察官が交通整理を行った。交差点脇のコンビニ店の女性従業員は「アイスや弁当、デザートなどは全て廃棄せざるを得ない」とため息をついた。


カテゴリ: 社会