「みる」の違い、視覚の不思議 県美術館でIAMAS展開幕

2018年09月08日 11:50

ゴマを投影した映像のインスタレーションなどが展示された「IAMAS ARTIST FILE ♯06」展=8日午前10時51分、岐阜市宇佐、県美術館

ゴマを投影した映像のインスタレーションなどが展示された「IAMAS ARTIST FILE ♯06」展=8日午前10時51分、岐阜市宇佐、県美術館

 岐阜県美術館と情報科学芸術大学院大学(IAMAS、岐阜県大垣市)との連携事業「IAMAS ARTIST FILE ♯06『みるこころみるかえりみる』クワクボリョウタ、会田大也」(岐阜新聞社、岐阜放送共催)が8日、岐阜市宇佐の県美術館で開幕した。〝みる〟という行為を表現者と鑑賞者が、ぞれぞれの立場から解釈したインスタレーション、ワークショップが展開される。11月3日まで。

 作品展示では、同大准教授のアーティスト、クワクボさん(46)が、視覚に入ってくる事象を表現者の観察眼で発想を広げたインスタレーションを展開。無数のゴマが振動する中、2粒だけに色がついていると人の視線はどこに向かうのか―。粒子の振動、均一に時を刻むデジタル時計など、テーマごとの作品を通し、繰り返される物理的な現象も、見る側の捉え方によって異なる印象を持つ視覚の不思議を問い掛けている。

 一方、東京大GCL特任助教のミュージアム・エデュケーター会田さん(42)は、クワクボさんのインスタレーションが並ぶ展示空間で、鑑賞者とともにワークショップを行う。アーティストの世界の眺め方だけでなく、鑑賞者がそれを能動的に読み込んだとき、どんな形が生み出されるのか、ワークショップを通して考える。初日は開場式に続き、展示室でパスタを素材に建築物をつくるワークショップが行われた。


カテゴリ: おでかけ くらし・文化