県立多治見病院の患者死亡事故 1700万円支払いで和解

2018年09月13日 08:27

 岐阜県立多治見病院(多治見市前畑町)で昨年4月、点滴チューブが外れて70代の女性入院患者が失血死した医療事故を受け、女性の長男=県内在住=が病院を相手取り約3800万円の損害賠償を求めていた訴訟で、同病院は12日、名古屋地裁で11日に和解が成立した、と発表した。病院は遺族に謝罪するとともに1700万円を支払う。

 病院側は看護師らの一連の対応に過失があったと認め、遺族側と示談交渉を行っていたが、賠償額で折り合いがつかず遺族が今年4月に提訴。7月に裁判所が和解案を提示し、協議が進められていた。

 事故は昨年4月11日に発生。午後6時20分ごろ、看護師が女性の首に挿入されたカテーテルから点滴を投与した後、チューブが接続部から外れた。異常を知らせるアラームが鳴ったが誰も対応しなかったため、チューブから血液が流れ出て女性は同8時ごろ死亡した。

 近藤泰三院長は「改めて遺族へ深くおわびする。同様の医療事故を発生させないため、再発防止策を着実に実施できるよう取り組む」とコメントした。


カテゴリ: 事件・事故 社会