県「調査中」繰り返す 豚コレラ、住民説明会が紛糾

2018年09月14日 07:44

防疫措置の完了を受け、県が開いた住民説明会。住民から生活環境の悪化を懸念する声が相次いだ=13日夜、岐阜市内

防疫措置の完了を受け、県が開いた住民説明会。住民から生活環境の悪化を懸念する声が相次いだ=13日夜、岐阜市内

 岐阜市内の養豚場から家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染した豚が見つかった問題で、県は13日、同養豚場の近隣住民らを対象に市内2カ所で説明会を開き、住民約100人が出席した。8月下旬には感染を確認できたのではないかという住民の疑問に県側は「検証する」と繰り返し、住民の不満の声がやまず、荒れ模様となった。

 殺処分した豚の埋却や消毒などの防疫措置が11日に完了したことを受け、開いた。

 同養豚場の地元公民館には住民ら約80人が出席。埋却地周辺の土壌や水質の悪化を懸念し、調査を求める要望が相次いだ。9日に感染が確定する前の疑わしい段階でも近隣住民に周知すべきだったという批判に、県側は「情報提供の在り方を検討したい」と答えた。

 この業者がウイルス混入の恐れのあるふんを7日に搬入した「JAぎふ堆肥センター」近くの公民館には約20人が出席。9日以前の経緯を問う質問が続いた。住民が「以前から堆肥に豚の死骸が混ざっていたのではないか」などとただすと、県側は「調査中」「確認中」との答えに終始。「怒りを感じる」と声を荒らげる住民もいた。

 養豚場近くに住む男性(78)は「県が適切に対応していたのか疑問だ。もっと丁寧に説明すべきだ」と不満を募らせていた。


カテゴリ: 社会