鵜沼宿「和宮の昼食」を再現 各務原市歴民資料館

2018年09月29日 08:30

再現された皇女和宮が鵜沼宿で食べた昼食

再現された皇女和宮が鵜沼宿で食べた昼食

 江戸時代末期に皇女和宮が岐阜県の旧中山道鵜沼宿本陣で食べたとされる昼食の再現に、各務原市歴史民俗資料館などが挑戦した。再現した料理は、11月に開催する企画展「幕末の各務原」で写真パネルなどで紹介する。

 1861年に皇女和宮が旧中山道を通り、江戸に降嫁する途中、鵜沼宿で休憩し、昼食を取ったという記録が古文書に残されている。古文書には「十月二十七日 鵜沼昼飯」として食材と献立が記され、企画展の資料として初めて再現を試みた。

 献立は、サヨリの刺し身、イナ(ボラ)の焼き物、赤貝、山芋に葛(くず)あんをかけた椀(わん)盛り、ゴボウの赤だしみそ汁など6品。市の料理教室で講師を務める大森久仁子さん(59)と、中山道鵜沼宿ボランティアガイドの会のメンバー6人が調理を行い、食材の切り方や味付け、盛り付けなどは推定しながら「和宮の昼食」を完成させた。

 江戸時代の食事を研究して調理に当たった大森さんは、「当時を感じられる出来栄えになった。野菜が少なく魚が多いなど、意外な発見もあった」と話している。

 同館では、再現した献立を鵜沼宿周辺の飲食店に情報提供するなど、観光資源として活用していきたいとしている。


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