山中に防護柵設置へ 県、豚コレラ対策

2018年10月11日 08:47

 岐阜市で養豚場の豚が家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染した問題で、県は10日、感染したイノシシが生息域から出にくくするため、今月中旬から山中に防護柵を設置していくことを明らかにした。8日に中断した調査捕獲も11日から再開。他地域のイノシシや養豚場への感染を防ぐため対策を強化する。

 防護柵は感染イノシシが多く見つかった岐阜市や各務原市を中心に設置。また、けもの道の草刈りをしてイノシシが嫌う明るく開けた場所をつくり、生息域から出にくくする。

 調査捕獲は今月末まで実施。感染イノシシが多く見つかった岐阜市椿洞、大洞の両地域と周辺14市町で行う。

 農場に対しては、電気柵より強固なワイヤーメッシュ柵を設置する場合、費用の半額を助成する。

 またイノシシ発見場所から半径10キロ以内にある全17農場に対し1日2回、豚の健康状態など詳細な状況の報告を義務付ける。出入り口の消毒設備や電気柵の設置状況、防護服の使用状況なども週1回、立ち入り調査。ほか県内43農場(個人含む)には1日1回の報告を求める。

 10日に県庁で開いた第7回県家畜伝染病防疫対策本部員会議で決めた。古田肇知事は「目下の課題は野生のイノシシ。まだ終息は見えない」として警戒を呼び掛けた。


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