瑞浪市の刺殺、懲役15年 岐阜地裁判決

2018年10月11日 07:39

 岐阜県瑞浪市で昨年5月、バーベキューをしていた隣家の男性を刺殺したなどとして、殺人と傷害の罪に問われた無職野村航史被告(27)=同市陶町大川=の裁判員裁判で、岐阜地裁(菅原暁裁判長)は10日、懲役15年(求刑懲役25年)を言い渡した。

 判決理由で、菅原裁判長は、殺害された会社員大脇正人さん=当時(32)=から「予想外にも受けた反撃によって衝動を抑えきれなかったことが、犯行の主な原因だった」と述べ、精神障害が主因ではないと指摘。

 一方で、子どもの声を脅して止めようと包丁を持ち出したのは、アスペルガー症候群による聴覚過敏が大きく働いているとし、「(刺すなどした)意思決定への非難を一定程度減らして考慮する必要がある」と述べた。

 判決言い渡し後、菅原裁判長は「15年たっても、大脇さんを亡くした遺族の苦しみは終わらない。事件の結果がいかに重大かを深く考え続けて」と説諭した。

 判決によると、昨年5月7日夕、大脇さんの左下腹部を包丁で刺して失血死させ、大脇さんの知人男性(43)の右腕を刺して重傷を負わせた。


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