中部院大、悲願の頂点へ 明治神宮野球あす開幕

2018年11月08日 07:40

復調し、3連盟で最優秀賞に輝き、活躍に期待が懸かるエース若山=中部学院大グラウンド

復調し、3連盟で最優秀賞に輝き、活躍に期待が懸かるエース若山=中部学院大グラウンド

 悲願の日本一まで駆け上がれ-。明治神宮野球大会へ4年ぶり3度目出場の中部学院大(東海・北陸・愛知3連盟)は開幕日の9日、第3試合(午後1時30分開始予定)の1回戦で、関西国際大(関西5連盟第2代表)と対戦。過去2回の出場は2年連続でベスト8だっただけに初の4強、さらに全国制覇を目指す戦いが幕を開ける。

 岐阜リーグではタイブレーク3試合、秋季東海選手権は2位で3連盟王座決定戦へ進むなど、決して楽な勝ち上がりではなかったが、驚異的な粘り強さで接戦をものにしてきた。投打ともに調子を上げ、3連盟では歯車ががっちりかみ合い神宮切符をもぎ取った。

 神宮では原克隆監督が「勝敗は若山次第。ふつうに投げてくれれば簡単には負けない」と期待を寄せるエース若山蒼人の活躍は必須だ。「球速にこだわらず本来の打たせてとる投球を心掛けるようにした」と、岐阜リーグ終盤から復調。3連盟では2試合連続先発を任され、計11回無失点で最優秀選手賞を獲得。力みがなくなりより切れの増した直球で空振りを取る場面も増え、主将で捕手の高杯翼も「ようやく本来の姿に戻ってくれた」と復調を実感する。

 神宮大会は指名打者制がないため、投手の打順で代打を送ることが考えられ、継投は必至。だが、若山が「他の投手もいいので、初回からとばしていける」と信頼を口にするように東海と3連盟の4試合で9回無失点の左腕桜糀大輝、リーグ5勝の宮前遥ら4年生投手陣に加え、新守護神として躍動した1年秋田稜吾(長森南中出)ら、強力救援陣をそろえ、原監督も「投手は惜しみなくつぎ込んでいく」と力を込める。

 初戦の関西国際大は最速145キロを誇る2年左腕・武次春哉を擁し、接戦が予想されるだけに投手陣の出来はより勝敗を左右する。好機での勝負強さが光る3番武藤健司や、原監督が「全国の舞台は慣れているので期待している」と語る1年生4番広部就平ら打撃陣が少ない好機を確実にものにし、優位に進めたい。

 「やるからには日本一になりたい。最後は気持ちの勝負になる」と闘志を燃やすのは高杯。今こそ、もがき苦しんだ1年の集大成を見せるときだ。


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