障害者の手で伝統の団子復活 郡上八幡に就労支援カフェ

2018年11月23日 09:10

  • 開所式でテープカットする関係者=郡上市八幡町島谷、団子茶屋郡上八幡 
  • 「二代目団子家」の味を引き継いだ団子を提供する店員ら=郡上市八幡町島谷、団子茶屋郡上八幡 

 郡上八幡伝統の団子が障害者の働く拠点で復活へ-。障害者の社会的自立を進める「ぶなの木福祉会」(岐阜県郡上市白鳥町)は23日、同市八幡町の市街地に古民家を改修した「団子茶屋 郡上八幡」をオープンする。八幡町で約70年間愛され、昨秋閉店した「二代目団子家」の味を引き継いだ"秘伝の団子"を販売する。開所式が22日行われ、関係者らがオープンを祝った。

 「団子茶屋」は、日本財団の障がい者就労支援プロジェクト「はたらくNIPPON!計画」の事業で、同福祉会の就労継続支援B型事業所として開設。働く障害者に対して月額工賃6万円を支払うことを目指す。

 店員は「二代目団子家」の元店主からたれや団子の作り方を習い、甘辛しょうゆ味で香ばしく焼き上げる「串に5個」の団子を再現。八幡町出身の本川晴貴店長は「小さい頃から親しみのある味。観光客や地域の皆さんに味わってもらいたい」と語る。

 築100年超の古民家を改修した店内は、中庭を眺めるいろり席や座敷などがある。階段の吹き抜けからは郡上本染で染めた美濃和紙を飾った照明が店内を照らす。団子2本と飲み物のセットが580円(税込み)。

 同福祉会の野田美鈴理事長は「地域の人たちの憩いの場になってほしい。障害者が生き生き働いて、自然に街に溶け込み、地域とつながっていくことが大事」と話す。


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