「餌ちょーだい」クマ手拍子 高山市の牧場

2018年11月29日 07:51

勢いよく手をたたいて餌をねだる姿が人気を集めているツキノワグマの宝六(左)=28日午前11時50分、高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根、奥飛騨クマ牧場

勢いよく手をたたいて餌をねだる姿が人気を集めているツキノワグマの宝六(左)=28日午前11時50分、高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根、奥飛騨クマ牧場

 手拍子で音を鳴らして餌をねだる珍しいクマが岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根の奥飛騨クマ牧場に登場し、かわいらしい姿で来場者の人気を集めている。

 「パン、パン...」。軽快な音の主は、1歳10カ月の雄のツキノワグマ「宝六(ほうろく)」。音は人の拍手ほどの大きさで自分をアピールし、来場者が渡すリンゴを半ば独り占めしている。

 同園ではツキノワグマ106頭とヒグマ1頭を飼育しているが、拍手で音を出せるのは宝六だけ。7月に突然手拍子を始めて飼育員を驚かせた。両前足の肉球をうまく打ち合わせているらしい。来場者はスマートフォンを取り出し、写真や動画に収めて楽しんでいる。

 同園のクマは餌を多くもらおうと、2本足で立ったり口でキャッチしたりする芸をひとりでに覚えていくという。

 15年間、クマの飼育に当たる中村正明さん(44)は、「こんなことは初めて」と舌を巻き、「『かわいい』という声を聞くと自分もうれしくなる。会いに来てもらえたら」と話した。


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