県畜産研飼育豚500頭埋却 豚コレラ

2018年12月07日 07:29

雨が降る中、重機を使った埋却作業を見守る関係者=6日午後5時2分、美濃加茂市前平町、県畜産研究所

雨が降る中、重機を使った埋却作業を見守る関係者=6日午後5時2分、美濃加茂市前平町、県畜産研究所

 岐阜県美濃加茂市前平町の県畜産研究所養豚・養鶏研究部で、家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染した豚が見つかった問題で、県は6日、研究所で飼育していた全約500頭の豚の殺処分を終え、敷地内での埋却と豚舎などの消毒作業を進めた。検証作業にも着手しており、防疫措置の完了後に本格的な感染源の調査や職員への聞き取りを開始する。

 9月9日に岐阜市の養豚場で1例目の豚コレラ感染が見つかって以降、同研究所では金網で敷地の周りを囲ったほか、職員の出張を禁止するなど防疫態勢を強化。最も厳重な対策を取っていた中での感染で、県関係者には「これ以上どんな手だてを講じればいいのか」との声もある。

 今後の防疫方針にも影響を及ぼすため、河合孝憲副知事は6日、いち早く検証作業に着手したことを明らかにした。防疫措置の完了後、検証作業を本格化させる。

 同研究所では5日から夜を徹して防疫作業を実施。6日には雨の中、白い防護服姿の職員らが埋却や消毒作業に当たっていた。県は6日未明に全頭の殺処分を完了。敷地内2カ所に掘った深さ3メートルの穴に死骸を埋め、堆肥などの汚染物質の埋却作業を進めた。


カテゴリ: 社会