苗木城跡スッキリ 雑木伐採、石垣や巨岩姿現す

2018年12月08日 09:17

本丸西側の雑木を伐採し、石垣が観察しやすくなった苗木城跡(上)雑木が覆い茂っていた頃の苗木城跡=2017年5月

本丸西側の雑木を伐採し、石垣が観察しやすくなった苗木城跡(上)雑木が覆い茂っていた頃の苗木城跡=2017年5月

 岐阜県中津川市苗木にある国史跡の山城「苗木城跡」で、本丸西側の雑木が伐採され、城郭の石垣や巨岩が観察しやすくなった。今年の登城者は過去最多の8万人を超えそうといい、市はさらに雑木の伐採を進め、往時の姿をあらわにして誘客を図りたい考えだ。

 明治初期の廃仏毀釈(きしゃく)などの歴史で知られる旧苗木藩が拠点とした苗木城の城跡で、木曽川右岸にそびえる城山(標高432メートル)の断崖の上に天然の巨岩を巧みに利用して築城。日本城郭協会の「続日本100名城」にも選ばれている。

 市は1871(明治4)年の廃城前の城郭姿を観察できるようにと、9月中旬から10月下旬まで、本丸西側0・21ヘクタールに生える約120本の雑木を伐採。城山大橋などから城郭を形成する巨岩や石垣が望めるようになった。今後は木曽川に面した南側の雑木の伐採も検討していくという。

 同城跡では頂上の天守展望台に、登城者を数える機器が設置されており、昨年は約7万6900人が登城。今年は北恵那交通の季節限定直行路線バスの運行などもあり、10月に月別で過去最多となる約1万2600人の登城を記録。通年でも過去最多の8万人を超える見通しという。


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