豚コレラ、愛知でも確認 野生イノシシ感染拡大

2018年12月23日 07:31

 愛知県は22日、同県犬山市で捕獲された野生イノシシ1頭が、家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染していたと発表した。岐阜県内で9月以降、豚やイノシシの飼育施設のほか、野生イノシシに感染が広がっているが、愛知県内で確認されたのは初めて。

 愛知県によると、岐阜県可児市との境から約5キロの山中で19日、体長100センチの雌がわなに掛かっているのを地元猟友会が捕獲した。県の遺伝子検査で21日に陽性判定が出て、22日に国の検査で確定した。ウイルスの型は岐阜県内で確認されたのと同じだった。愛知県は22日までに半径10キロ以内の養豚場など3施設を立ち入り調査したが、異常はなかった。

 愛知県は、捕獲場所から半径10キロ以内をイノシシの調査対象区域に指定。新たに名古屋市守山区と瀬戸市で狩猟を禁止する方向で調整している。また来年1月31日までに県内の全養豚農家247件を立ち入り調査する。

 岐阜県内では、これまでに県や岐阜市の施設を含む5施設で感染が確認され、野生イノシシは79頭で陽性判定が出た。愛知県との県境から約100メートル、今回の捕獲場所から約7キロの山中でも見つかっている。

 感染拡大を受け、愛知県はイノシシの発見場所から10キロ圏内の犬山市や小牧市、春日井市で狩猟を禁止したほか、猟友会の協力で野生イノシシの捕獲検査を行っていた。


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