豚コレラ、関市の養豚場消毒不徹底 猫もすみ着く

2018年12月29日 07:42

 岐阜県関市内の養豚場で県内施設では6例目の家畜伝染病「豚(とん)コレラ」が発生した問題で、県は28日、県と国の合同調査チームによる同養豚場の緊急点検の結果を公表した。長靴や一輪車の消毒の不徹底に加え、10匹前後の野良猫が豚舎内外にすみ着き、子豚の死骸や出産後の胎盤を食べた痕跡を確認したことから小動物対策が不十分だったとの見解を示した。

 県は同日午前8時すぎ、同養豚場の防疫措置を完了した。

 同養豚場は県の家畜保健衛生所が感染判明前の10月18日から今月22日に計11回調査し、国の飼養衛生管理基準を順守していると判断したが、調査チームが感染判明後に調べると基準を満たしていないことを確認。調査チームは県に点検方法を見直すように求めた。

 また、豚舎ごとに専用服を着ていなかったことや、衛生管理区域内に住みながら働く外国人技能実習生が住居から区域内を通って外出する際、専用の服と靴を着用しなかった場合があったことも指摘した。

 河合孝憲副知事は農場の点検の不備を指摘されたことについて「立ち入りする検査員の危機感のレベルをいかに同じく徹底させられるかが今後の鍵だ」と述べた。

 また、豚コレラが10日に確認された同市内のイノシシ飼育施設から半径3~10キロ圏内に設けた搬出制限区域は29日午前0時に解除、山県市内の消毒ポイント1カ所を閉鎖した。


カテゴリ: 社会