運命の人、ともして 飛騨市で「三寺まいり」

2019年01月16日 07:44

和ろうそくに火をともし願い事をする着物姿の女性ら=15日午後6時46分、飛騨市古川町殿町

和ろうそくに火をともし願い事をする着物姿の女性ら=15日午後6時46分、飛騨市古川町殿町

 岐阜県飛騨市古川町で15日夜、江戸時代から続く伝統行事「三寺まいり」があり、住民や観光客が大小千本余のろうろくが照らす古い町並みを散策し、幻想的な雰囲気に浸った。

 浄土真宗の開祖・親鸞の遺徳をしのぶ報恩講で、参拝者は町内の円光寺、真宗寺、本光寺を詣でる。明治、大正時代には長野県の製糸工場から帰省した若い女性が着飾って参拝し、男女の出会いの場にもなったため、良縁祈願のお参りとしても知られる。

 この日、三寺を結ぶ参道は約1万4千人の往来で活気にあふれた。白壁土蔵が並ぶ瀬戸川沿いでは、着物姿の女性が願い事の成就を祈って白や赤色の和ろうそくをともし、静かに手を合わせた。


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