城跡残る本城山を関市の宝に 登山コースに案内看板

2019年01月17日 08:59

本城山山頂に城跡の案内看板を設置する川合治義さん(右)ら=関市西神野

本城山山頂に城跡の案内看板を設置する川合治義さん(右)ら=関市西神野

 戦国時代に山城が築かれ、石垣などの跡が残る岐阜県関市西神野の本城山(423メートル)に親しんでもらおうと、地元住民たちが山頂に案内看板を設置した。登山コースも整備されており、「多くの人に登ってほしい」と利用を呼び掛けている。

 地元の寺や旧家などから見つかった史料によると、城主は戦国時代末期に美濃国守護大名の土岐頼純(よりずみ)を支援した斎藤八郎左衛門宗雄(そうゆう)で、1535年ごろに築城された。山頂付近には、土塁や石垣で仕切られた曲輪(くるわ)と呼ばれる平たん地が約60カ所あり、井戸も見つかっている。

 登山コースは住民たちが雑木を間伐するなどして整備した。八神上登山口(同所)から山頂まで約1・5キロで、高低差は290メートル。子どもでも比較的登りやすく、快晴時にはJR名古屋駅周辺の高層ビル群や伊勢湾などが眺望できる。高沢観音の愛称で親しまれる日龍峯寺(同市下之保)につながるトレイルランニングのルート(約3キロ)でもある。

 看板は縦50センチ、横80センチの木製で、地元の「富野ふれあいのまちづくり委員会」の地域活動部会が中心になり、設置。城跡の由来などを紹介している。メンバー6人が山頂まで担いで登り、支柱に取り付けた。

 地域活動部会長の川合治義さん(65)は「地元の人たちが地域の宝として見直すきっかけにもなれば」と話している。


カテゴリ: くらし・文化