県立高、校則で肌着の色指定 人権ネット岐阜が調査

2019年01月24日 08:09

 市民団体「子どもの人権ネットワーク・岐阜」(代表・河合良房弁護士)が岐阜県立高校全63校の校則などを確認したところ、62校に服装の規定が設けられ、男子は10校、女子は8校で肌着の色を指定していることが分かった。河合代表は「時代にそぐわない校則が多く、生徒の自由や自主性を奪っている。指導する教員の過剰労働や精神的な負担にもつながっているのではないか」と指摘している。

 同団体が昨年7月から県教育委員会に情報公開請求し、取りまとめた。

 肌着の色を巡っては「アンダーウエアは白、黒、紺、グレー、ベージュの単色とする」などと指定する学校があった。このほか服装では半数以上の高校で女子生徒のスカートの丈を規定しており、「ひかがみが隠れる程度」「起立姿勢で裾の上限は膝頭の上段、下限は膝が隠れるまで」などと細かな指示も見られた。防寒具はフリースなどの着用を認めず、着用できる期間を設ける学校が多かった。

 頭髪は61校が制限し、染色やパーマ、エクステンションなどを禁じているほか、許可しない髪型に「左右非対称」「デザイン性が高い」と記す校則もあった。

 外泊や旅行時には保護者が同伴する旅行でも届け出を求めたり、保護者の同意を得ても友人宅での宿泊を認めない規則を設けたりしている学校があることも判明。約40校が校外の団体への加入や集会の参加に許可や届け出を必要としていた。

 同団体は26日午後2時から岐阜市橋本町のハートフルスクエアーGで、合理性のない校則「ブラック校則」をテーマに勉強会を開く。資料代300円が必要。問い合わせは原美智子事務局長、携帯電話090(3567)6564。


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