母への思い、漫画で描く 映画原作者・宮川サトシさん、池田町で原画展

2019年01月27日 08:48

映画公開を控え、原画展を開催中の漫画家宮川サトシさん=揖斐郡池田町宮地、土川商店

映画公開を控え、原画展を開催中の漫画家宮川サトシさん=揖斐郡池田町宮地、土川商店

 2月22日に全国公開される映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」(大森立嗣監督)の原作を手掛けた漫画家宮川サトシさん(40)=岐阜市出身、東京都在住=の原画展が26日、岐阜県揖斐郡池田町宮地の土川商店で始まった。初日はトークショーもあり、宮川さんが「死を扱う作品なので、説教臭くなったり読者を置き去りにしたりしないよう自分を客観視して描いた」などと思いを語った。原画展は2月3日まで。

 宮川さんは大学生時代に難治性の血液疾患を患い、余命宣告を受けて就職も断念。骨髄移植を経て奇跡的に回復し、卒業後は学習塾を経営しながら漫画制作を開始した。

 デビュー直前に病気で他界した母明子さんへの思いを描いたのが、映画と同じ題名のエッセー漫画。ウェブ上で公開すると、独特の視点の物語が大きな話題を呼んだ。

 映画「母を~」は安田顕さんと倍賞美津子さんが主演。物語の舞台として岐阜県内が登場し、映画の撮影も大垣市や池田町で行われた。

 原画展は、会場の土川商店を運営する土川修平さんが、宮川さんの高校時代の恩師という縁で実現。土川さんも登場する原画(ウェブ版)に加え、原作を手掛ける漫画「宇宙戦艦ティラミス」のコンテや複製原画、映画の資料などが並び、来場者を楽しませている。

 トークショーでは岐阜弁も登場する「ティラミス」について宮川さんが「ちょっとせせこましい、岐阜の笑いをつくりたかった。岐阜県民には分かるはず」と話した。


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