郡上本染、時代を"横断" 平成の特別幕、3日寒ざらし

2019年01月30日 08:48

新時代へのメッセージを込めた横断幕の色付け作業をする渡辺一吉さん(右)ら=郡上市八幡町、渡辺染物店愛宕工房

新時代へのメッセージを込めた横断幕の色付け作業をする渡辺一吉さん(右)ら=郡上市八幡町、渡辺染物店愛宕工房

 郡上本染(岐阜重要無形文化財)の「鯉(こい)のぼり寒ざらし」が2月3日、郡上市八幡町の小駄良川で行われる。今年2回目の公開では、渡辺染物店(同市八幡町)が特別に制作した「平成から新時代へ」のメッセージを込めた横断幕の寒ざらしも行う。29日には、同店工房で色付け作業が行われた。

 横断幕は、躍る2匹の鯉の絵とともに「平成から新時代へ 寒ざらし第50回記念」と書かれたものと、迫力のある竜の図柄の2種類。店主の渡辺一吉さん(49)が、鯉が急流を登って竜になるという故事「登竜門」をイメージして描いた。鯉のぼりや郡上の清流をモチーフに「次の時代も上昇していくように」との願いを込めた。

 1970年に始まった寒ざらし公開50年を記念して、見学者に楽しんでもらう「川を彩る横断幕」で、完成後に飾る予定はないという。

 工房では、郡上本染の鯉のぼりと同様の工程で、のり置き、色付け作業が行われた。緑や青、赤、黄など多彩な色を使ってカラフルな仕上がりに。渡辺さんは「水に浮かべたときにきれいに映えるように色を組み立てた」と話した。

 3日は午前10時から行われ、地元の八幡小学校児童も自作の鯉のぼりの寒ざらしに挑戦する。


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