インフル止まらぬ猛威 高齢者施設では面会制限

2019年02月02日 07:58

  • 消毒液でテーブルを拭く職員=1日午後1時19分、岐阜市河渡、特別養護老人ホーム喜久寿苑 
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 インフルエンザの猛威が止まらない。岐阜県内で1月21日~27日(第4週)に指定の医療機関を受診したインフルエンザの患者数は3736人と、前週比で約1600人減少したものの、例年と比べて依然として高い水準で推移。兵庫県淡路市では老人福祉施設の7人が死亡するなど、各地で重大な影響も出始めている。県内の老人福祉施設では、入居者との面会制限の措置を取る施設もあるなど、感染拡大の防止に向け厳戒態勢が続いている。

 60~100歳代の高齢者80人が入居する岐阜市河渡の特別養護老人ホーム「喜久寿苑」では、昨年11月に入居者と職員全員に予防接種を済ませ、同12月には加湿器を各階に増設したが、先月21~26日に5人が感染した。

 嘱託医の指導により3人が入院しているが、後藤嘉明理事長(77)は「昨年は感染者がいなかったので(感染者が出て)残念な思いはある。これで打ち止めにしたい」と話す。先月21日からは、ウイルスを持ち込む可能性があるとして入居者の家族に面会を自粛してもらうよう呼び掛けたほか、感染者が出た階は部屋の出入り口に消毒液を浸したタオルを敷くなどのさらなる対応に追われている。後藤理事長は「あらゆる手段で対応したい」と力を込める。

 県感染症情報センター(各務原市)によると、県内の患者数は減少したものの、担当者は「かなり高い数値が続いている点に驚いている。ピークを脱したとは言えない」と警戒。今後、再び増加に転じる可能性もあるとして「子どもはインフルエンザ脳症、高齢者は肺炎など他の病気を併発する恐れがあるので、免疫力の低い年代の人は気を付けてほしい」と警戒を呼び掛ける。


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