恵那市の農場で豚コレラ 豊田市の農場から豚購入

2019年02月06日 10:31

  • 豚の殺処分に向け準備をする県職員ら=6日午前8時、恵那市内 
  • 飼育豚の感染が確認され、殺処分に向け準備をする県職員ら=6日午前7時55分、恵那市内 

 岐阜、愛知両県で家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が広がっている問題で、岐阜県は6日、愛知県豊田市で感染が確認された農場から豚を仕入れていた恵那市内の農場で、複数の豚の感染が確認されたと発表した。岐阜県は自衛隊に災害派遣を要請。延べ約1800人態勢で、全3993頭を殺処分する。岐阜県で感染が確認されたのは9カ所目。

 農林水産省は同日朝、岐阜市内に現地対策本部を設置。小里泰弘農林水産副大臣が県庁で古田肇知事と面談し、「想定を超えた憂慮すべき事態」と語った。

 県によると、恵那市の農場は今年1月11日~2月3日、愛知県豊田市の養豚場から肥育用の豚480頭を仕入れていた。5日に豊田市の農場で豚コレラ感染の疑いが生じたため、愛知県が岐阜県へ連絡。同日夜に岐阜県が恵那市の農場へ立ち入り検査し、豊田市の農場から3日に入荷した80頭を遺伝子検査した結果、6日早朝に感染が確認された。

 1月11日~2月1日に恵那市の農場から養老郡養老町の町食肉事業センターへ約160頭を出荷していたとして、同センターのと畜事業を停止。今月5日には浜松市内の市場へ27頭を出荷したほか、1月中に静岡県内から子豚を仕入れている。

 恵那市の農場は、豊田市での発生に伴う疫学関連農場との位置付けのため、農場周辺の移動制限、搬出制限は行っていない。

 県は6日、対策会議を開き、豚の移動を伴う農場間の取引について、検査などの監視態勢を強化すると明らかにした。古田肇知事は「収束が見えない中、さらに拡散する事態を大変重く受け止めている」と語った。


カテゴリ: 社会