暖冬で支援の雪ゼロ 関ヶ原町、岡崎に届けられず

2019年02月07日 08:58

伊吹山ドライブウェイの料金所から3・3キロ付近。暖冬のため積雪がない=6日午後、不破郡関ケ原町

伊吹山ドライブウェイの料金所から3・3キロ付近。暖冬のため積雪がない=6日午後、不破郡関ケ原町

 岐阜、滋賀の両県にまたがる伊吹山(1377メートル)を走る「伊吹山ドライブウェイ」に積もった雪をダンプカーに積み込み、9、10日に愛知県岡崎市の市南公園である雪遊びイベントに送り届ける予定だった不破郡関ケ原町は、雪不足のため積み込み作業を中止した。イベントも中止になった。雪不足によるイベント中止は1989年以来、2回目。

 同町と同市は徳川家康ゆかりのまちとして提携を結んでおり、雪の提供は1986年にスタート。毎年この時期に10トンダンプカー5台分の雪を同市に運んでいる。イベントは雪山を作ってそり遊びや、的に雪玉を当てるゲームなどを体験でき、同町は2000年までは会場の同市のおかざき世界子ども美術博物館に、6年間の中断の後、07年から同公園に雪を届けてきた。

 岐阜地方気象台によると、同町の今年1月の最深積雪は3センチで、比較可能な1997年以降最も少ない。伊吹山ドライブウェイによると、昨年は料金所から3・3キロ付近で雪を採取。この時期には30~50センチの積雪がある所だが、今年はゼロだ。例年2、3メートルの積雪のある山頂駐車場(1260メートル)も今年は1メートルほど。気温が高いため雪は水分が多く重たいといい、子どもたちが遊ぶイベントには適さないという。

 同町企画政策課は「今週末の天気予報も加味して積雪は期待できない」と中止を決めた理由を説明。同課の岡島幸司さん(33)は「楽しみにしてくれていた子どもたちに申し訳ない。町としても残念」と話した。


カテゴリ: 社会