白川村で敷地侵入やポイ捨てNO ピクトグラム7種設置

2019年02月13日 07:50

危険な場所に入らないよう求めるピクトグラムの看板=12日午後2時50分、大野郡白川村荻町、和田家住宅

危険な場所に入らないよう求めるピクトグラムの看板=12日午後2時50分、大野郡白川村荻町、和田家住宅

 世界遺産・白川郷合掌造り集落のある岐阜県大野郡白川村は、外国人観光客らに「歩きタバコ」や「ポイ捨て」など禁止事項を分かりやすく伝えるピクトグラム(絵文字)の本格運用を始めた。

 同村には一昨年、約65万人の外国人観光客が訪れた。村によると、除雪でできた雪山などで遊んだり、住民の居住空間に入ったりする観光客がいるため、住民が自主的に多言語表示の看板を置くなどしてきた。だが、「統一感がなく景観を損ねている」との指摘も村に寄せられていた。

 ピクトグラムは、景観に配慮しながら注意を促そうと、京都女子大生活デザイン研究所(京都市)の監修で村が制作した。他に「敷地内侵入禁止」「落雪注意」「観光車両進入禁止」など計7種類。合掌集落になじむクリーム色の背景に、細い線で図形を描いた。

 村最大規模の合掌家屋「和田家住宅」(同村荻町)では、1日から「敷地内侵入禁止」の立て札5枚を試験的に設置。当主の和田正人さん(58)によると、危険な遊びをする人が減ったといい、「どの国の人でも分かるデザインだと思う。集落内で使用が広まれば」と期待した。

 立て札と壁掛け式のA4判2種と、柵と一体化したA3判の計3種。白川郷合掌造り集落の住民でつくる「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」が有償で提供する。問い合わせは同会事務局の尾﨑達也さん、電話05769(6)1311。


カテゴリ: くらし・文化