美濃和陶器膳、世界に発信 岐阜市で訪日客向け企画展

2019年02月14日 09:10

「一献三菜」をテーマに作られた美濃焼製品が並ぶ会場=岐阜市橋本町、アクティブG

「一献三菜」をテーマに作られた美濃焼製品が並ぶ会場=岐阜市橋本町、アクティブG

 訪日外国人観光客向けの美濃焼製品を紹介する企画展「一献三菜、美濃和陶器膳」が13日、岐阜市橋本町のアクティブGで始まった。出品者は「伝統の美濃焼に新たなコンセプトが加わった。広く世界に広がるきっかけになれば」と期待を込める。28日まで。

 県セラミックス研究所(多治見市)が主宰する美濃和陶器研究会が、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて企画。日本の食文化「一汁三菜」に着目、「一汁」のわん物を「一献」の酒器に替えて「一献三菜」と銘打ち、伝統的な志野や織部など美濃焼で構成する膳を考案した。

 製品は美濃焼の伝統工芸士3人が約1年かけて作った。大柄な外国人にも使いやすい、従来より一回り大きい皿やぐい飲み、土瓶など約100種の美濃和陶器が並ぶ。飛騨高山の木工職人が手掛けたケヤキ製お盆もそろう。

 作陶した瑞光窯(土岐市)の佐々木辰二さん(67)は「これを機会に、若い人にも伝統の美濃焼に親しんでもらえたらうれしい」と話した。


カテゴリ: くらし・文化 経済