つかめ寄進笠 下呂市で「田の神祭り」 

2019年02月15日 08:37

「田の神祭り」で、投げ落とされる寄進笠に手を伸ばす見物客ら=下呂市森、森水無八幡神社

「田の神祭り」で、投げ落とされる寄進笠に手を伸ばす見物客ら=下呂市森、森水無八幡神社

 飛騨路に春を告げる伝統の「田の神祭り」(国重要無形民俗文化財)が14日、岐阜県下呂市森の森水無八幡神社で行われた。境内に投げ込まれた縁起物の「寄進笠(がさ)」を見物客が奪い合った。

 田植えの前に米の豊作を祝う田楽が発祥とされ、500年以上前から続く同神社の例祭。

 祭りの主役、テテ(神主)と4人の踊り子が、「ササラ」と呼ばれる竹を擦り合わせ、音を鳴らして舞う花笠踊りを奉納。踊りの最中、やぐらなどから紅白の飾りが付いた140個余りの寄進笠を投げ込むと、見物客が懸命に手を伸ばした。

 2個の寄進笠をつかんだ同市の飲食店経営の女性(51)は「初めて取れた。近く娘が結婚するので大変縁起がいい」とうれしそうに話した。


カテゴリ: くらし・文化