馬籠宿、追加認定協議へ 日本遺産「木曽路」対象漏れ問題

2019年02月19日 07:50

 文化庁に認定された日本遺産「木曽路はすべて山の中」で岐阜県中津川市の馬籠宿だけが対象から外れている問題で、中津川市は18日、同宿の追加認定に向けて、長野県の日本遺産構成自治体などでつくる「木曽地域文化遺産活性化協議会」と協議を始めると発表した。同協議会によると、追加申請の時期は早くても来年2月の見込み。

 木曽路は旧中山道のうち、馬籠宿から贄(にえ)川宿(長野県塩尻市)までの岐阜、長野県をまたぐ11宿の区間。日本遺産・木曽路は、妻籠宿のある長野県南木曽町を中心に長野県の木曽郡6町村と塩尻市が申請し、16年度に認定された。岐阜県側と長野県側が別々に申請するなど両県の連携が不十分だったため、岐阜県側の馬籠宿だけが漏れる形となっていた。

 追加認定は同宿の馬籠観光協会が希望。同協会は日本遺産を巡って同協議会の事務局を務める木曽観光連盟から脱退中で、今年4月に復帰した上で追加認定に向けた協議を本格化させていく見通し。

 日本遺産に認定されると、同庁から3年間補助金が交付され、情報発信など地域振興につながる支援が受けられる。同協議会によると、本年度までに約7千万円規模の交付を受けたが、本年度が交付の最終年度。同庁によれば、追加認定で構成文化財や自治体が増えても補助金の追加交付はない。同協議会によると、日本遺産が優先的に交付を受けられる新たな支援制度創設が検討されており、追加認定が実現すれば馬籠宿も支援対象となる可能性がある。


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