柳ケ瀬空き店舗見学ツアー、出店後押し「イベント日以外は...」

2019年02月20日 09:03

空き店舗を見て回る出店希望者ら=岐阜市柳ケ瀬通

空き店舗を見て回る出店希望者ら=岐阜市柳ケ瀬通

 岐阜市の柳ケ瀬商店街で17日、新規出店を検討する人が空き店舗を見て回る市主催のツアーが開かれた。柳ケ瀬地区は、再開発事業などに伴い2022年までに大規模マンション4棟が完成予定。市は人口が2千人余り増えると見込み、商店街の活性化につなげようと意気込んでいる。

 「柳ケ瀬での出店意欲の高まりを感じる」と話すのは、市商工観光部の担当者。ツアーは2011年から数えて15回目だが、これまで飲食店や雑貨屋など12店舗が新規出店した。ツアーの開会式で岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会(柳商連)の林亨一理事長は「柳ケ瀬は、住民も店も動き出す時代の節目にある。ぜひ仲間になって」と呼び掛けた。

 参加者は9人で、月額賃料1万5千円から17万円までの6物件を見て回った。市郊外でパン店を営む男性は「2店舗目を柳ケ瀬に出せるかどうかを見に来た」と真剣な表情。この日は商店街を舞台とした月1回の人気イベント「サンデービルヂングマーケット」の日と重なったため、盛況なアーケード街の様子に「思ったより活気がある」と笑顔を見せていた。

 一方、参加者と市などの思惑の違いも。カフェの創業を検討する揖斐郡揖斐川町の女性は「ツアーで回った物件は2階以上ばかり。1階には店舗が入っている物件が多く、新規出店には向かない地区という印象」、飛騨市の男性は「イベント以外の日が閑散としているのも気に掛かる」と表情を曇らせた。

 ツアーには、岐阜市商連や岐阜商工会議所の担当者らも同行し、補助制度などを説明。出店を支援しようという意欲がにじんだ。市の担当者は「柳ケ瀬は徐々ににぎわいを取り戻している。新規出店者が活力に加わる支援をしていきたい」と話していた。


カテゴリ: 社会