オーダーメードのパター人気 エンドユーザー向け開発

2019年02月20日 07:40

オーダーメードの「ジオニックパター」

オーダーメードの「ジオニックパター」

 精密部品加工の日本ジオニック(岐阜県瑞浪市土岐町)は、金属加工技術を生かして開発したオーダーメードのゴルフのパターの拡販に注力する。3月に横浜で開かれるゴルフ用品の見本市に出展、瑞浪市内にフィッティングのスタジオを開設し、ゴルフ専門店向けの講習を開いて販路拡大を目指す。

 同社は航空機、医療や食品といった幅広いメーカーから精密部品を受注生産している。「ジオニックパター」は金属の切削技術という強みを生かしたエンドユーザー向けの自社製品を作ろうと、おととし5月から開発に着手。本多弥麗(みやり)プロも使用し、新たに10種類を製作した。

 ユーザーの身長や手の長さ、構え、角度を測り、ステンレスの塊から削りだすことで、鋳物よりも高い精度で個人に合った角度、重心のパターに仕上げる。価格は1本10万円(税別)からで、納期は約1カ月。オーダーメードのパターは珍しいといい、口コミで話題になり、既に50本以上を受注している。

 スタジオは、瑞浪市明世町に取得した約4600平方メートルの用地の一角に新設。約200平方メートルの鉄骨平屋で、レッスンスペースやショールーム、フィッティング装置を設け、講習やバイヤーとの商談に活用する。

 本社工場が手狭なため、8月には敷地内に移転する計画。投資額は用地の取得、スタジオの建設費を含めて約2億円。パター専用ホームページも作成中で、中嶋敦社長(49)は「拡販を本格化するとともに研究を重ね、バリエーションを増やしていきたい」と話している。


カテゴリ: 経済