車内音声案内にGPS活用、自動化 岐阜バス

2019年02月27日 08:41

運転席の横に設置したディスプレー(中央)。走行状況に合わせて停留所や到着時刻を自動で表示する=羽島郡岐南町平成、岐南営業所

運転席の横に設置したディスプレー(中央)。走行状況に合わせて停留所や到着時刻を自動で表示する=羽島郡岐南町平成、岐南営業所

 岐阜乗合自動車(岐阜バス、岐阜市九重町、黒川公男社長)は、衛星利用測位システム(GPS)の情報で車内の音声案内を自動化する自動歩進機能付きの運行支援システムを一部のバスに導入し、今月から運行を始めた。3月末までに岐南営業所のバス36台に装置を取り付け、2年かけて全車両約320台に整備する。自動歩進機能の導入は、全国のバス会社で初めて。

 導入したのは、レシップホールディングス(HD)の子会社のレシップが開発した次世代運行支援ユニット「LIVU(ライブ)」。運転席の右横に7インチのディスプレーを設置し、車両の走行状況に合わせて停留所や到着時刻を自動で表示する。

 音声案内は、停留所を通過するたびに運転手がボタンを押して操作していたが、新システムは通過後に次の停留所の案内が自動で流れる。運転手の操作の手間を省き、事故や案内表示誤操作の防止などに役立てる。また案内の声を人工的に作り出す合成音声に切り替え、コスト削減を図る。

 バスの運行状況は、GPSに加え、走行スピードでも把握しており、トンネルなどGPS機能が弱い場所でも車両の位置を特定できる。事故が多い場所はディスプレーで注意喚起するほか、停留所に早く到着した場合には出発時刻までの残り時間を表示。路線コースを間違えた場合は警告表示が出る。

 岐阜バスの担当者は「運転に集中できる環境を整備することで、事故防止や運転手の採用につなげたい」と話している。


カテゴリ: 経済

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