金蝶堂総本店が自己破産申請へ

2019年03月02日 08:09

 東京商工リサーチ岐阜支店によると、和菓子製造販売の金蝶堂総本店(岐阜県大垣市郭町、吉田大助社長)は1日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。自己破産を申請する見通し。負債額は調査中。

 ピーク時は1億2千万円以上を売り上げていたが、個人消費の冷え込みや和菓子需要の低迷などで業績が伸び悩み、2017年7月期の売上高は7500万円まで落ち込んでいた。

 1862年創業の老舗和菓子店で1947年に法人化し、銘菓「金蝶饅頭(まんじゅう)」の製造元として地元で親しまれてきた。金蝶饅頭は、こしあんを酒の香りがする薄皮で包んだまんじゅう。製造する店は複数あるが、老舗の一つだった。大垣藩家老の小原鉄心が、初代店主の吉田すゑに金のチョウのかんざしを贈ったことから「金蝶饅頭」と名付けたとされる。同店によると、2012年12月に天皇皇后両陛下が大垣市を訪問された際には茶菓子に召し上がったという。


カテゴリ: 社会