ど根性梅、皮一枚の命 台風被害に負けず満開

2019年03月07日 09:03

  • 昨年の台風21号で幹付近から折れた安八百梅園の梅の木の花が開花、来園者を驚かせている=安八郡安八町外善光 
  • 台風で幹付近から折れた梅の木。開花し「ど根性梅」と名付けられた=安八郡安八町外善光、安八百梅園台 

 「安八梅まつり」(24日まで)が開かれている岐阜県安八郡安八町外善光の安八百梅園で、昨年9月の台風21号の影響で幹付近から裂け、皮一枚でつながっている梅の木が花を付けた。現在は満開で、「ど根性梅」と名付けられ、来園者や役場関係者の注目を集めている。

 同園は約3・9ヘクタールの敷地に100種類、1200本以上の梅が植えられている。町は1999年に「梅の木バンク制度」を導入、樹齢10年以上の木を譲ってもらい、同園に植えている。ど根性梅は、2001年に寄贈を受けた。白い花を咲かせる品種「白加賀」で園内の南エリアにある。

 幹周り約80センチ、高さ約2メートルに育っていたが、同台風により二つある主な枝がともに折れた。同園を管理する町によると、被害直後は木を切ることも検討したが、「命のある木だから...」(産業振興課)と撤去をためらっていたところ、2月中旬に開花した。同課の担当者は「生命力の強さに驚いた」と話す。PR看板も設置した。

 不破郡垂井町から訪れた夫妻は「こんな木は見たことがない。迫力もある」と驚き見入っていた。


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