通信タグで服薬確認 たんぽぽ薬局、飲み忘れ対策を研究

2019年03月08日 08:57

 トーカイ子会社のたんぽぽ薬局(岐阜市若宮町、松野英子社長)は、医薬品メーカーのエーザイと包装メーカーのカナエ(大阪市)と共同で、薬剤の飲み忘れ対策についての研究を始めた。エーザイの認知症治療の医薬品にカナエの通信機器を貼り、たんぽぽの薬剤師が服用状況を管理する。成果を服薬指導のサービス向上につなげる。

 研究は名鉄病院(名古屋市西区)の医師、宮尾眞一氏の監修で実施。宮尾氏が対象となる患者を選定し、たんぽぽの栄生店(同市西区)の薬剤師が、カナエが開発した回路ラベルと通信機器のタグをエーザイの認知症治療薬「アリセプト」に貼って患者に渡す。

 認知症患者は薬剤の飲み忘れが起きやすい上、アリセプトは継続服用が必要で飲み忘れが課題になる。このためアリセプトを研究対象にした。

 患者が薬剤を服用すると、服用した日時を通信機器が自動でサーバーに情報を記録。薬剤師が服用状況を確認して、服用していない場合は患者に電話をしてサポートする。

 服用情報の記録は常時取るが、電話でサポートする期間とサポートしない期間をあえて設け、服用率の差も確認する。

 同研究の結果を受け、エーザイは今後、事前に回路ラベルを貼った薬剤の販売を検討する方針。またカナエは、より使い勝手の良いものへの改良を検討する。


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