マルエイが障害者の就労支援事業参入 自社への雇用促進

2019年03月14日 08:14

5月に就労移行支援事業所など3事業所が開所する施設=岐阜市北一色、マルエイソーシャルサポート

5月に就労移行支援事業所など3事業所が開所する施設=岐阜市北一色、マルエイソーシャルサポート

 LPガス販売などを手掛けるマルエイ(岐阜市入舟町、澤田栄一社長)は障害者の就労支援事業に乗り出す。一般社団法人マルエイソーシャルサポートを立ち上げ、拠点となる施設を同市北一色に整備した。就労移行支援事業所と就労継続支援A型事業所、同B型事業所の3事業所を5月1日から同施設で開所する。土地購入費も含めた投資額は約2億円。

 企業が就労支援事業所を手掛けるのは珍しいという。マルエイは、発達障害のある子どもの自立支援に向けた放課後等デイサービス「ハッピーテラス」を2016年から市内で運営しており、子どもたちの就労の場を確保するのが狙い。将来的にはグループ企業への雇用につなげ、グループ全体の障害者の雇用促進を図る。

 施設は鉄骨3階建てで、延べ床面積約800平方メートル。昨年10月に着工し、先月末に完成した。1階にB型事業所、2階にA型事業所、3階に就労移行支援事業所を設けた。定員は各10人で、岐阜市や近郊の利用者を見込む。

 就労移行支援事業所は2年掛けてビジネスマナーやパソコンの操作などを中心に就労に必要なスキルを学ぶ。A、B型事業所では、マルエイのアグリ事業で栽培したシイタケの乾燥や加工など自社の作業を行う。業務を内製化することでコスト削減を図る。

 13日は完成式を行い、社員らが安全祈願した。澤田社長は「障害者を採用して地域に貢献し、愛される会社を目指したい」と説明。自立支援事業部リーダーで同施設の篠田育子支配人は「企業が運営することで安心して働ける場にしたい」と話している。


カテゴリ: 経済