明知鉄道と日本郵便、配達で協力 貨客混載の運用開始

2019年03月17日 08:07

明智郵便局向けの配達物を旅客列車に積み込む日本郵便スタッフら=16日午後、恵那市大井町、明知鉄道恵那駅

明智郵便局向けの配達物を旅客列車に積み込む日本郵便スタッフら=16日午後、恵那市大井町、明知鉄道恵那駅

 岐阜県恵那市の明知鉄道と日本郵便(東京都)は16日、郵便物などの配達物を同鉄道の旅客列車で運ぶ「貨客混載」事業を始めた。鉄道を活用した貨客混載は県内では長良川鉄道に次いで2例目で、日本郵便としては全国初の試み。

 明知鉄道は恵那駅と明智駅を結ぶ全長25・1キロの路線。日本郵便は恵那市中心部の恵那郵便局と市郊外の明智郵便局間のはがきや手紙、宅配物を1日3往復、軽貨物車で運んでいたが、今後は恵那局から明智局に向かう片道1便について同鉄道の恵那駅午後4時15分発・明智駅行き列車で運び、軽貨物車は2往復に削減する。

 両局とも駅に近いことが決め手になったといい、日本郵便は業務効率化と二酸化炭素排出量の削減、同鉄道は新たな収益を見込む。

 16日に恵那駅で第1便の出発式があり、同鉄道社長の小坂喬峰恵那市長、金子道夫日本郵便執行役員、石澤龍彦中部運輸局長らがテープカット。小坂市長は「地方から大きな一歩を踏み出せた」と全国的な広がりに期待を寄せた。

 宅配業界では、ドライバー不足への対応や二酸化炭素排出量の抑制を狙い、輸送ルートの一部区間をトラックから鉄道や路線バスに切り替える貨客混載を試す例が増えている。


カテゴリ: 社会

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