山県市で豚コレラ ブランド豚再生拠点

2019年03月23日 10:49

  • 豚コレラの陽性が確認された養豚場に防護服姿で向かう関係者=23日午前8時49分、山県市内 
  • 豚コレラの陽性が確認された養豚場で、殺処分に向けた準備をする関係者=23日午前8時51分、山県市内 

 岐阜県などで家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が広がっている問題で、県は23日、山県市内の養豚場で豚の感染が判明したと発表した。県内で感染が確認された施設は12カ所目。県は飼育する豚全約2千頭を殺処分する。

 発生した養豚場は繁殖農場。県のブランド豚「ボーノポーク」の種豚を保有し、独自銘柄で生産していた。昨年12月に県畜産研究所(美濃加茂市)で豚コレラが発生し、ボーノポークの種豚が多数失われ、県ブランドの再生に向けた重要な拠点の一つだった。

 県によると、養豚場から体調を崩した豚がいると報告を受け、県が遺伝子検査をしたところ、23日早朝に陽性反応が確認された。

 山県市内に同じ経営者が肥育農場を保有し、以前は両農場間で豚の出入荷があったが、一連の豚コレラ問題を受けて最近は豚の移動を自粛していたという。県は関連農場として肥育農場の豚も遺伝子検査をし、感染の有無を調べる。飼育頭数は約8千頭。

 同市内では今月7日にも別の養豚場で豚コレラが発生したばかりだった。

 農水省や県は25日から、感染原因の一つとされる野生イノシシ対策として、同市など18市町でワクチン入りの餌を散布する。


カテゴリ: 社会