「瑞林寺弥勒堂」市有形文化財に 江戸中期の建造手法評価

2019年03月26日 08:43

美濃加茂市有形文化財に指定された瑞林寺弥勒堂=同市蜂屋町上蜂屋

美濃加茂市有形文化財に指定された瑞林寺弥勒堂=同市蜂屋町上蜂屋

 岐阜県美濃加茂市教育委員会は25日、同市蜂屋町上蜂屋の「瑞林寺弥勒堂」を市有形文化財(建造物)に指定した。市指定文化財は38件目、うち建造物は6件目。

 瑞林寺弥勒堂は、古文書によると1704年に建てられたとされる。木造平屋の桁行き、梁(はり)行きとも9・37メートルの桟瓦ぶきの宝形造の仏堂で、県指定重要文化財の「木造弥勒仏坐(ざ)像」を安置。美濃地方で臨済宗妙心寺派を代表する禅寺の建造物となっている。

 「柿寺」として知られる瑞林寺は室町中期に創建。近くに瑞林寺末寺の大興寺があり、再興した大仏を収めるために弥勒堂が建設され、後に瑞林寺に移転された。

 市文化財保護審議会は瑞林寺弥勒堂について、4本の身舎柱(もやばしら)から黄檗(おうばく)様式の建造物と考えられ、江戸時代中期の手法が残されているのは貴重として、市教委に新指定を答申していた。