豚コレラ野生イノシシワクチン 1万個に食べた形跡

2019年04月02日 08:53

 岐阜、愛知両県で家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が拡大している問題で、県が18市町に散布した野生イノシシの経口ワクチン約1万3千個を回収したところ、イノシシが食べた跡が約1万個に残っていたことが分かった。

 古田肇知事が1日の定例会見で明らかにした。

 県はイノシシが地面を鼻先で掘り起こす習性を利用し、3月29日までに18市町の山中600カ所の地中に2万4千個を埋めた。29日からワクチンを回収し始め、31日までの3日間の回収分を調べたところ、4分の3以上のワクチンに食べた跡やのみ込んだとみられる形跡があった。回収は3日まで行われる。

 古田知事は「まずまずという感じだ」とし、効果を確認するために4日(一部地域は3日)からイノシシを捕獲することに触れ「きちんと評価したい」と述べた。

 また、古田知事は養豚場で飼育される豚へのワクチン接種について「野生イノシシへのワクチンの評価も含め、有識者会議の委員の意見も聞きながら何をすべきか検討したい」との考えを示した。


カテゴリ: 社会