運転手の異変、客席緊急ボタンで減速 岐阜バスが乗客停車装置導入

2019年04月11日 08:19

客席の最前列に備え付けた非常ボタン。運転手の異変に気付いた乗客が押すと、自動停止する=岐阜市内

客席の最前列に備え付けた非常ボタン。運転手の異変に気付いた乗客が押すと、自動停止する=岐阜市内

 岐阜乗合自動車(岐阜バス、岐阜市九重町)は、緊急停止の非常ボタンを客席に備えたドライバー異常時対応システム(EDSS)搭載の新型バス1台を4月から導入した。運転手に急病などの異変があった場合でも乗客がバスを安全に停車でき、2次被害を防ぐ。12日から高速名古屋線など高速4路線で運行を始め、路線バスや観光バスにも順次導入する。

 新型バスは、三菱ふそうトラック・バス(神奈川県川崎市)が2月から販売。運転席と客席の両側の最前列に非常ボタンがあり、運転手の異変に気付いた乗客が押すと、徐々に減速して停止する。バス左側の障害物や人を運転手に知らせ、左折時の巻き込みを防ぐ機能も標準装備する。

 岐阜バスの男性運転手が昨年6月、高速道路を運転中に意識を失った事故を受け、導入に踏み切った。三菱ふそう社製の新型バスを導入するのは全国で初めて。担当者は「最新の安全機能が付いたバスを全国に先駆けて導入することで、安全性の向上を図りたい」と話している。


カテゴリ: くらし・文化 社会