利用者数を水増し介護報酬不正受給 下呂市の2施設

2019年04月16日 09:05

 利用者数を水増しするなどして、介護報酬を不正に受け取っていたとして、岐阜県下呂市は15日、市内二つの小規模多機能型居宅介護施設を運営する医療法人「悠山会」(名古屋市天白区)に対し、計約678万円の返還を命令するとともに、両施設の地域密着型サービス事業所指定の効力を6月から3カ月間停止するとの行政処分を発表した。

 下呂市によると、両施設のうち、同市小坂町の「ファミリア小坂」は2016年10月から17年3月にかけ、定員より2人多く利用者がいたが、定員を超える場合、3割減額して介護報酬を申請しなければならないのに市に報告せず、不正に報酬を受け取った。

 もう一方の同市少ケ野の「ファミリア下呂・少ケ野」では16年10月から18年5月にかけ、利用者を2人分多く装って申請し、市から介護報酬を受け取った。市が昨年12月に両施設で行った監査で不正が発覚した。

 下呂・少ケ野は、3月から施設を休止している。

 また両施設ではこれまでに、利用者のケアプランの作成で多くの不備があったといい、悠山会は1億円近くの介護報酬を市に自主返還する意向を示している。


カテゴリ: 政治・行政 社会

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