「安定か 一新か」舌戦 垂井町、坂祝町長選で現新一騎打ち

2019年04月18日 08:14

 16日告示された岐阜県不破郡垂井町長選と加茂郡坂祝町長選。いずれも無所属の現職と新人の一騎打ちとなり、実績を強調する現職候補に対して新人候補は町政の刷新を訴え、激しい集票合戦を繰り広げている。統一地方選前半戦では「世代交代」がキーワードの一つとなったが、後半戦では有権者はどのような判断を下すのか。「安定か、一新か」で、候補者たちの舌戦は熱を帯びている。

 垂井町長選は、元町総務課長の新人早野博文候補(61)と、5選を目指す現職中川満也候補(64)が激しく争う。

 「もうすぐ令和の時代が始まる。今だからこそ垂井町にも新しい町長が必要だ」。街頭でマイクを握った早野候補は力強く支持を訴える。「だんだんと町民の声が反映されず自分(町長)本位の町政になっている」と多選批判を展開し、町政一新を前面に打ち出し精力的に街頭に立つ。

 一方、中川候補は「(在任期間が)長いのは駄目なのか。経験を武器に、次のまちづくりを展開したい」と個人演説会や街頭で信任を求める。庁舎移転や工業団地整備などの課題に道筋を付け、「住民と共に強い活力ある垂井町をつくれるのは自分しかいない」と行政手腕をアピールする。

 坂祝町長選も、4選を狙う現職南山宗之候補(63)と、元町行政改革推進室長の新人柴山佳也候補(63)が火花を散らす。南山候補は国道21号坂祝バイパス開通などの実績を強調し「約束したことを確実に実施し、未来の、令和の坂祝町をつくっていきたい」と訴える。柴山候補は町民目線の住みよいまちづくりを掲げ「町民の皆さんから、新しい風を吹かせてほしいとの声が届いている」と支持を呼び掛ける。ただ、両町長選とも現職と元町職員の対決。主張する政策に目立った違いはみられず、垂井町の40代男性は「両者とも主張が同じで明確なビジョンが見えてこない」と話し、70代男性は「元々は同じ職場で働いていた同志。身内の争いのようにもみえる」と冷ややかに受け止める。


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