10連休 観光地の対策は「混雑これまでで最悪」

2019年04月20日 07:32

春の行楽シーズンで、多くの観光客でにぎわう古い町並み=今月5日、高山市上三之町

春の行楽シーズンで、多くの観光客でにぎわう古い町並み=今月5日、高山市上三之町

 皇位継承に伴う27日からの10連休を控え、飛騨高山や白川郷などの観光地は、渋滞対策などに万全を期す。一方で平成が最終盤を迎え、岐阜県関市下之保の「平成地区」には多くの観光客が詰め掛けている。

 高山市には、昨年のゴールデンウイーク(4月29日~5月5日で集計)に、18万4900人の入り込みがあった。今年は10連休である上、5月1日に新元号「令和」を記念して春と秋の高山祭屋台の特別曳(ひ)き揃(そろ)えもあるため、例年以上のにぎわいが予想される。

 市では10連休中の渋滞対策として臨時駐車場を設置する予定。それでも収容できない場合は、小学校グラウンドの開放も想定する。高山グリーンホテル(同市西之一色町)は、5月4日まで満室(今月上旬時点)で、「宿泊客対応を優先する」ため、初めて期間中の日帰り入浴を終日中止にする。

 世界遺産・白川郷合掌造り集落を抱える大野郡白川村は、連休中用に職員の緊急連絡網をつくった。トラブル発生時は迅速に対応する。

 また同村は、県警と協力して初めて村内の渋滞状況の視察を行う。毎年、ゴールデンウイークは渋滞に悩まされており、車列が集落入り口の駐車場から白川郷インターチェンジ(IC)を越え、東海北陸自動車道まで及んだこともあったという。

 3年前からネクスコ中日本名古屋支社と協力し、サービスエリアなどに混雑に注意を促す掲示物を設置。一つ手前のICの利用を求めるなど、車両の分散に努めてきた。

 10連休について、村の担当者は「これまでで最悪の混雑が起こる可能性もある」と憂慮。国道と高速道路を車両で巡回して映像を記録し、今後の混雑対策に活用する。

 関市下之保の道の駅平成は、平成の終わりが近づいた昨年11月ごろから来客が急増。売り上げは、今年1、2月は前年比4割増、3月以降は5割増と、来客が急増している。「平成」と印字されたまんじゅうやハンドタオルなど土産品も売り切れが続出、さながら平成の「聖地」というべき状況になっている。

 その一方で「令和」ラベルの日本酒など、新元号に合わせた商品も登場する。また10連休中には、平成最後の日の30日のイベント開催や、平成最後の日の入りや、令和最初の日の出を見るイベントなども計画されている。


カテゴリ: おでかけ 社会